▽事故はウガンダ国境沿いのエドワード湖で19日遅くに発生。湖北側のヴィルンガ国立公園に向かっていたボートが転覆した。
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アフリカ中央部・コンゴ民主共和国東部の湖でボートが転覆し、少なくとも22人が死亡した。地元当局が20日、明らかにした。
それによると、事故はウガンダ国境沿いのエドワード湖で19日遅くに発生。湖北側のヴィルンガ国立公園に向かっていたボートが転覆したという。
ボートには東部・北キブ州と南キブ州で猛威を振るう反政府勢力M23(3月23日運動)の暴力から逃れた人々が乗っていた。
AP通信は当局者の話しとして、「8人が自力で岸にたどり着き、22人が溺死した」と伝えている。
転覆の原因は明らかになっていない。報道によると、地元の漁師などが遺体を収容、埋葬したという。
コンゴでこのような事故は珍しくなく、アクセスの問題で陸軍や警察による救助活動が行われないこともある。特に武装勢力が支配する地域では事故や自然災害が発生しても救助活動はほとんど行われない。
西部・赤道州の河川で24年12月に発生したフェリー転覆事故では少なくとも38人が死亡、100人以上が行方不明のままである。
24年10月には南キブ州のキブ湖でフェリーが沈没、少なくとも78人が死亡、100人以上が行方不明になった。このフェリーに278人が乗っていたとされるが、正確な数は分からずじまいである。
M23が任命した北キブ州・ゴマの市長は18日、近日中に議会選挙を実施すると発表。また、ゴマと南キブ州ブカブを結ぶフェリーの運航も再開された。