アフリカ2025年11月17日

ベナン議会、大統領任期延長と上院創設を承認

アフリカ西部・ベナンの国民議会（一院制、定数109）は16日、大統領の任期延長と上院議会を創設する憲法改正案を賛成多数で可決した。

地元メディアによると、改正案は賛成90票ー反対19票で可決された。これにより、大統領と議員の任期は5年から7年に延長される。大統領の2期制限（3選禁止）は変更されない。

また、25～30名の議員で構成される上院を設置することも決まった。上院は財政関連法など一部の例外を除き、下院で可決された法案の再審議を要求する権限を持つ。

改正案は憲法裁判所の承認を経て、来年4月の大統領選挙後に発効する見通しだ。

タロン（Patrice Talon）大統領は10年の任期を経て退任する見通し。地元メディアによると、タロン氏の側近である財務相が後継の最有力候補と目されている。