◎ベナンは近隣のコートジボワール、ガーナ、トーゴと同様、ブルキナファソやマリを中心とするサヘル地域に拠点を置く過激派の暴力に直面している。
西アフリカ・ベナンの軍当局は2日、南部にある士官学校の弾薬庫で爆発があり、兵士10人が負傷したと明らかにした。
陸軍の報道官によると、爆発は最大都市コトヌーの郊外にある士官学校で1日に発生。爆発の原因は明らかにしていない。
報道官は声明の中で、「時代遅れの装置が不具合を起こし、爆発したようだ」と述べている。
それによると、負傷した兵士10人の命に別条はなく、爆発物処理班が対応に当たったという。
爆発音を聞いたという近所の住民はAFP通信の取材に対し、「巨大な黒煙が上がり、銃声のような音が聞こえた」と語った。
別の住民は「イスラム過激派が士官学校を急襲したと聞き、急いで荷物をまとめた」と述べた。
陸軍の報道官は近隣住民に対し、「爆発は事故であり、心配無用だ」と呼びかけた。「爆発物の破片を見つけた時は軍に通報してください...」
ベナンは近隣のコートジボワール、ガーナ、トーゴと同様、ブルキナファソやマリを中心とするサヘル地域に拠点を置く過激派の暴力に直面している。
ベナン陸軍は先月、過激派による越境攻撃が2021年以降、約20回発生したと発表。北部の国境などを守るために5000人を追加採用する計画を示した。