◎爆弾はIED(即席爆発装置)とみられ、パトロール任務に当たっていた兵士2人が巻き込まれた。
西アフリカ・ベナン北部の集落で路上に設置された爆弾が爆発し、陸軍兵士2人が死亡した。地元当局が13日、明らかにした。
それによると、爆弾はIED(即席爆発装置)とみられ、パトロール任務に当たっていた兵士2人が巻き込まれたという。
中央政府は数カ月前、西アフリカの広い範囲で国際テロ組織アルカイダやイスラム国(ISIS)系組織が勢力を拡大していることを受け、国境付近に部隊を追加配備すると発表していた。
AFP通信によると、爆弾テロはニジェール国境に近い集落で12日朝に発生。ケガをした民間人はいなかったという。
AFPは軍当局者の話しとして、「オートバイ部隊は地雷型のIEDに接触、爆死した」と伝えている。
中央政府はこの事件に関するコメントを出していない。地元メディアによると、犯行声明を出した組織は確認されていないという。
ベナン、トーゴ、ガーナの西アフリカ北部地域は近年、マリ、ブルキナファソ、ニジェール周辺で勢力を拡大する過激派の攻撃にさらされている。