▽ナイジェリア北部でこのような事件は珍しくなく、西アフリカ最大のイスラム過激派組織ボコ・ハラムを含む武装集団が軍や警察だけでなく、多くの市民を殺害している。
ナイジェリア北西部カツィナ州で武装勢力が政府派の民兵に待ち伏せ攻撃を仕掛け、少なくとも21人が死亡した。警察が11日、明らかにした。
それによると、地元で「バンディット(盗賊)」と呼ばれる武装勢力が7日、親政府民兵の車列に待ち伏せ攻撃を仕掛けたという。
州警察の報道官はAP通信の取材に対し、「民兵の車列は盗賊の波状攻撃で壊滅し、少なくとも21人が死亡した」と語った。
一部の地元メディアは民間人もこの攻撃に巻き込まれ、少なくとも25人が死亡、数十人が誘拐されたと伝えている。
ロイター通信は情報筋の話しとして、「死亡した民兵は政府が支援するカツィナ・コミュニティ監視団(KCWC)の戦闘員」と伝えている。
警察によると、犯行声明を出した組織は確認されていない。
ナイジェリア北部でこのような事件は珍しくなく、西アフリカ最大のイスラム過激派組織ボコ・ハラムを含む武装集団が軍や警察だけでなく、多くの市民を殺害している。
カツィナ州では昨年6月、郊外の集落にバンディットとみられる武装集団が押し入り、住民少なくとも7人を殺害、約100人を誘拐した。