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ナイジェリア中部で石油タンクローリー爆発、35人死亡

ソーシャルメディアで共有された動画には、タンクローリーの周りに人だかりができている様子が映っていた。
2025年1月18日/ナイジェリア、中部ナイジャ州、爆発した石油タンクローリー(AP通信)

アフリカ西部・ナイジェリア中部ナイジャ州で石油タンクローリーが横転・爆発し、少なくとも35人が死亡した。当局が21日、明らかにした。

それによると、事故は州都ミンナ近郊で発生。タンクローリーは道を外れて斜面を滑り落ち、燃料が漏れだしたという。

ソーシャルメディアで共有された動画には、タンクローリーの周りに人だかりができている様子が映っていた。

地元テレビ局は消防関係者の話しとして、「タンクローリーの周りに集まっていた人たちが爆発と火災に巻き込まれた」と伝えている。

ナイジェリアではタンクローリーが絡む事故が多発している。

ナイジェリアは世界で最も交通事故の多い国のひとつであり、毎年推定5万~6万人が死亡している。原因の大半が無謀運転とルール無視だ。

同国には貨物を輸送する鉄道システムがないため、その多くをトラックで輸送している。

警察によると、タンクローリーが絡む事故は2020年だけで1531件発生し、535人が死亡、1142人が負傷したという。

ナイジャ州で今年1月に発生したタンクローリー爆発事故では少なくとも60人が死亡した。

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