ナイジェリア中部で石油タンクローリー爆発、35人死亡
ソーシャルメディアで共有された動画には、タンクローリーの周りに人だかりができている様子が映っていた。
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アフリカ西部・ナイジェリア中部ナイジャ州で石油タンクローリーが横転・爆発し、少なくとも35人が死亡した。当局が21日、明らかにした。
それによると、事故は州都ミンナ近郊で発生。タンクローリーは道を外れて斜面を滑り落ち、燃料が漏れだしたという。
ソーシャルメディアで共有された動画には、タンクローリーの周りに人だかりができている様子が映っていた。
地元テレビ局は消防関係者の話しとして、「タンクローリーの周りに集まっていた人たちが爆発と火災に巻き込まれた」と伝えている。
ナイジェリアではタンクローリーが絡む事故が多発している。
ナイジェリアは世界で最も交通事故の多い国のひとつであり、毎年推定5万~6万人が死亡している。原因の大半が無謀運転とルール無視だ。
同国には貨物を輸送する鉄道システムがないため、その多くをトラックで輸送している。
警察によると、タンクローリーが絡む事故は2020年だけで1531件発生し、535人が死亡、1142人が負傷したという。
ナイジャ州で今年1月に発生したタンクローリー爆発事故では少なくとも60人が死亡した。