SHARE:

南アフリカ・ヨハネスブルグで建設中の建物倒壊、6人死亡

当局は今回の事故について、2024年に発生した建築中の建物倒壊事故も念頭に置きながら調査している。
2025年12月12日/南アフリカ、クワズール・ナタール州、崩壊した建物(AP通信)

南アフリカの最大都市ヨハネスブルグで2日、建築中の建物の一部が崩れ、少なくとも6人が死亡した。事故はヨハネスブルグ南部の地区の建設現場で発生、上階のコンクリート床が突然崩れ落ち、下にいた作業員を直撃したとみられている。現場に駆け付けた救急隊が6人の死亡を確認し、さらに少なくとも2人が倒壊した建材の下に閉じ込められていると発表した。

地元消防局の責任者は記者会見で、「建物全体が崩れる可能性があり、慎重に救助活動を進めている」と語った。建物の構造は不安定で、救助隊員が安全に作業することが難しい状況だという。負傷者の有無は調査中であり、死者がさらに増える可能性もあるとしている。

消防は作業員とみられる1人を救助し、病院に搬送した。2人以外にも下敷きになった人がいる可能性があるという。

ヨハネスブルグ市の担当者はAP通信の取材に対し、「建材の下敷きになった男性は、大きなコンクリートで脚がつぶされ、救出するために切断が必要になる可能性がある」と語った。救助隊は近隣の病院から外科医を現場に呼び寄せ、緊急措置を講じている。

この建物は建設中で、崩落時に現場にいた全員が作業員であったかどうかについては明らかになっていない。担当者は、事故発生時の状況や作業員の配置について詳細な調査を進めていると述べ、事故原因の究明を進める方針を示した。地元当局は建設計画が適切に承認、監督されていたかどうかについても調査を開始している。

当局は今回の事故について、2024年に発生した建築中の建物倒壊事故も念頭に置きながら調査している。この事故では安全規則の不備が原因とされ、34人の建設作業員が死亡する大惨事となった。今回の崩落が同様の問題と関連しているかどうかについても、専門家チームが検証を進める方針だ。

現場周辺では救助隊や消防隊が断続的に作業を続け、重機や探査機器も投入されている。市当局は建設現場の安全基準や監督体制の見直しを急いでいるが、立ち入り制限区域が拡大されるなど、地域住民への影響も出ている。事故の背景や詳しい状況について、捜査当局は引き続き情報を収集し、原因究明を進める計画である。

この記事が気に入ったら
フォローしよう
最新情報をお届けします