▽大統領府はSNSに声明を投稿。受刑者は反省の態度を示し、釈放しても市民に危害を加える可能性はないとしている。
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アフリカ南部・アンゴラのロウレンソ(Joao Lourenco)大統領が26日、前任者の息子を含む数十人に恩赦を与えた。
前大統領の息子であるサントス(José Filomeno Dos Santos)受刑者は詐欺罪で懲役5年の実刑判決を受け服役中だ。
サントスは2020年、アンゴラ国立銀行からイギリスの個人口座に5億ドルを送金したとして、実刑判決を受けた。
また、アンゴラ国立銀行の元総裁を含む数人にも判決が下された。
この事件はロウレンソ氏が主導する反汚職キャンペーンのひとつであった。
サントス一家は自分たちが魔女狩りの標的になっていると主張している。
サントスを含む50人ほどの受刑者が25年1月1日に釈放される予定だ。
大統領府はSNSに声明を投稿。受刑者は反省の態度を示し、釈放しても市民に危害を加える可能性はないとしている。
また大統領府は「この恩赦は来年の独立50周年に先立ち、調和、寛容、友愛の風潮を促進するものである」とした。
アンゴラは1975年11月11日にポルトガルから独立。その後の内戦は2002年まで続いた。