◎このピンクダイヤは「ルロ・ローズ」と名付けられた。
アフリカ南西部アンゴラの鉱山を運営する企業は27日、170カラットのピンクダイヤモンドが採掘されたと発表した。
ルカパ・ダイヤモンド・カンパニー・リミテッド(Lucapa Diamond Company Limiteds)が公表した資料によると、このピンクダイヤは北東部のルロ鉱山で採掘されたという。
このピンクダイヤは「ルロ・ローズ」と名付けられた。ルカパ社によると、ルロ・ローズのカラット数はピンクダイヤとしては史上最大級だという。
ルロ鉱山では404カラットの巨大ダイヤモンドも採掘されている。ルロ鉱山を共同運営するアンゴラ政府は声明で、ルロ・ローズを「歴史的発見」と称賛した。
ルカパ社によると、ルロ鉱山ではこれまでに100カラット以上のダイヤモンドが27個採掘され、ルロ・ローズは5番目に大きなダイヤだという。
ルロ・ローズはアンゴラ国営ソディアム(Sodiam)社による国際入札で売却される予定。
アンゴラのアゼベド(Diamantino Azevedo)鉱物資源・石油・ガス相はルカパ社に宛てた声明で、「この記録的はピンクダイヤはアンゴラが世界のダイヤモンド採掘で重要な役割を果たしていることを示している」と述べている。
ピンクダイヤは通常のダイヤより高値で取引される。香港の企業が2017年に落札した「ピンク・スター(産出国不明)」はすべてのダイヤの取引額で史上最高を更新する7120万ドル(約97億円)で落札された。