アンゴラ、原油生産日量6万バレル増へ

アンゴラはナイジェリアに次ぐアフリカ第2位の原油生産国である。
アフリカ南部・アンゴラの国営石油会社(ロイター通信)

アフリカ南部・アンゴラが減少傾向にある原油生産の安定化を図る取り組みとして、2つのオフショアプロジェクトを開始し、国内生産量を合計日量6万バレル増やす予定だ。国家石油・ガス機関ANPGが23日、明らかにした。

アンゴラはナイジェリアに次ぐアフリカ第2位の原油生産国。2008年に日量200万バレルのピークに達した後、生産量が半減し、エネルギー企業を誘致して生産を安定化させるため、石油・ガス規制を大幅に見直した。

ロウレンソ(Joao Lourenco)大統領は昨年、原油生産配分をめぐる対立からOPEC(石油輸出国機構)を離脱した後、新たなインセンティブを提供し、オフショアブロックでの生産を段階的に拡大する新たな法律を承認した。

この2プロジェクトはそれぞれ日量3万バレルを生産する予定だ。

これにより全体の生産量は日量100万バレルを維持できる予定である。

アンゴラの経済は今年初めの世界的な原油価格の急落で打撃を受け、年末までに約90億ドルの対外債務を返済する必要がある。

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