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▽この3カ国は1月28日にECOWASから正式に脱退する予定である。
マリ、首都バマコ、軍事政権を率いるゴイタ大将(中央)と閣僚たち(Getty Images)

アフリカ西部のマリ、ブルキナファソ、ニジェールの外相が26日、外相会合を開き、西アフリカ諸国経済共同体(ECOWAS)からの脱退に関する手続きについて協議した。

この3カ国は1月28日にECOWASから正式に脱退する予定である。

ブルキナ軍政は声明で、3カ国はECOWASとの交渉や関係において、サヘル諸国連合(AESの枠組みの中でグローバルなアプローチを採用することで合意した。

3カ国の軍政指導者は昨年1月、ECOWASを脱退したと一方的に宣言。正式な脱退手続きには1年以上かかる。

この3カ国は10年以上にわたってサヘル地域に拠点を置く国際テロ組織アルカイダやイスラム国(ISIS)系組織と戦ってきた。

しかし、3カ国は軍事クーデター後、旧宗主国フランスや米国との関係を断ち、AESを形成してロシアに接近。マリ軍政はロシアの民間軍事会社ワグネルと契約を結び、一般市民を巻き込みながら過激派を掃討している。

外相たちは平和的共存の精神をもってECOWASと協議を行うために、AESのルールに基づく議論が必要であると述べた。

ECOWAS加盟国の首脳らは脱退を思いとどまらせるための協議を続けてきた。

しかし、軍政指導者たちはそれに応じず、自国に駐留していたフランス軍を追い出し、ロシアと手を組んで過激派を掃討しようとしている。

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