◎テブン大統領を含む3候補は選管が発表した投票率に怒りを表明し、責任者らを厳しく非難した。
2024年9月7日/アルジェリア、首都アルジェ、大統領選の投票所(AP通信)

アルジェリアの選挙管理委員会が7日に行われた大統領選の最終結果を公表し、現職のテブン(Abdelmadjid Tebboune)大統領が得票率94.7%で再選を決めた。

しかし、テブン氏を含む3候補は選管が発表した投票率に怒りを表明し、責任者らを厳しく非難した。

選管によると、テブン氏の得票率は94.7%、他の2候補に大差をつけ圧勝した。

投票した人は登録有権者約2400万人のうち560万人(23.3%)。2019年の投票率39.9%を大きく下回り、過去最低を更新した。

選管は7日の投票終了後、投票率を48%と発表していた。

選管の最終報告はテブン氏を含む3候補に衝撃を与え、激しい怒りを引き起こした。

選管は投票率が最初の半分以下になった理由を説明していない。

3人の候補全員が選管の発表に疑問を投げかけている。

テブン氏の最大の目標は勝利ではなく、投票率の改善であった。しかし、同氏と政府与党の努力は実らず、有権者の4人に1人しか投票しなかった。

テブン氏は首都アルジェで投票を行った際、記者団に対し、「誰が勝っても、民主主義が完璧に守られることを確信している」と述べていた。

多くの若者が大統領選に関心を示しておらず、投票率は前回を下回ると予想されていた。

大統領の任期は5年。2008年の憲法改正で3選禁止が廃止されたため、何度でも立候補できる。

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