◎テブン氏は78歳。2019年12月に初当選を果たした。
米ニューヨークの国連本部、アルジェリアのテブン大統領(ロイター通信)

北アフリカ・アルジェリアテブン(Abdelmadjid Tebboune)大統領が11日、今年9月に予定されている大統領選に出馬すると表明した。

テブン氏は78歳。2019年12月に初当選を果たした。

大統領の任期は5年。2008年の憲法改正で3選禁止を廃止したため、何度でも立候補できる。

テブン氏は公共放送のインタビューで、「政党や若者からの支持に応えるため、決断した」と語った。

大統領選は9月7日に行われる予定。過半数を獲得する候補がいなかった場合は上位2人の決選投票となる。

テブン氏は今年3月、大統領選を3カ月ほど前倒しして9月に行うと発表するも、出馬するか否かには言及してこなかった。

地元メディアによると、テブン氏は今週、反体制派の震源地として知られる同国東部の山岳地帯カビリアを視察。新スタジアムの落成式に出席した。

テブン氏はこの地域に新たな国立病院と海水を淡水化するプラントを建設する計画を発表し、喝采を浴びた。

地元メディアによると、テブン氏の他に34人が大統領選への出馬を表明しているが、そのうち、出馬に必要な5万人分の署名を集めたのは3人にとどまっているという。署名の提出期限は7月18日である。

アフィリエイト広告
スポンサーリンク