アルジェリア、5年間で600億ドルのエネルギー投資を計画
アルジェリアは国内需要を満たしつつ、より持続可能なエネルギー源への移行を図りながら、国際市場への主要エネルギー供給国としての役割強化を目指している。
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アフリカ北西部・アルジェリア政府は6日、石油・ガス・水素開発を促進する大規模戦略の一環として、2025~29年にかけてエネルギー事業に600億ドルを投資すると発表した。
アルカブ(Mohamed Arkab)エネルギー鉱物資源相は首都アルジェで開催されたエネルギーフォーラムで演説。「投資額の80%が探査・生産に向けられ、残りの資金は精製・石油化学プロジェクトに充てられる」と説明した。
またアルカブ氏はアルジェリアがよりクリーンなエネルギー源への移行を推進している点を強調。同国の広範なエネルギー多様化努力の一環として、3200メガワットの再生可能エネルギーを発電するプロジェクトを開始したと明らかにした。
さらに、「天然ガスを放棄することなく、エネルギー転換に取り組む」と強調した。
アルカブ氏は国営エネルギー企業が52万ヘクタールに及ぶ大規模な植林プロジェクトを支援し、2030年までにガスフレアリング(石油・ガス田での原油や天然ガスの生産時に発生する余剰ガスを焼却処理すること)を1%未満に削減することを目指していると述べた。
アルジェリアは国内需要を満たしつつ、より持続可能なエネルギー源への移行を図りながら、国際市場への主要エネルギー供給国としての役割強化を目指している。