▽軍事政権はコメントを出していない。
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国際テロ組織アルカイダ系の武装勢力JNIM(Jama'at Nusrat al-Islam wal-Muslimin)がアフリカ西部・ブルキナファソの北部で軍の兵士60人を殺害した。米民間情報機関サイト・インテリジェンス・グループが13日、明らかにした。
それによると、JNIMは12日と13日、ブルキナ北部の町にある陸軍の基地や隣国マリの基地などを襲撃し、大勢を殺害したというメッセージを発信したという。
ブルキナでは兵士少なくとも60人が殺害されたとみられる。
軍事政権はコメントを出していない。
サイト・インテリジェンス・グループはウェブサイトで、「ブルキナとマリ国内の基地など、少なくとも4カ所が標的となった」と述べている。
また同グループはブルキナの別の地域でもJNIMとみられる武装勢力が親政府民兵の戦闘員10人を殺害したと明らかにした。
ブルキナは人口約2000万人の内陸国。22年9月のクーデターで前軍政を追放したトラオレ(Ibrahim Traore)大尉はイスラム過激派との全面戦争を宣言している。
ブルキナとその隣国マリおよびニジェールは10年以上にわたって国際テロ組織アルカイダやイスラム国(ISIS)系組織と戦ってきた。
3カ国はクーデター後、旧宗主国フランスや米国との関係を断ち、サヘル諸国連合(AES)を形成してロシアに接近。マリ軍政はロシアの民間軍事会社ワグネルと契約を結び、一般市民を巻き込みながら過激派を掃討している。