◎ガーナは40%超のインフレと通貨の暴落に見舞われ、過去に類を見ない景気後退に直面している。
ガーナのアクフォアド(Nana Akufo-Addo)大統領は13日、アフリカ大陸は貧しいという認識を改めるために、豊かな国々に「物乞い」するのをやめるよう促した。
アクフォアド氏は米ワシントンD.C.で開催されている米・アフリカ首脳会議で演説し、「アフリカ大陸は尊敬を得ることができる」と呼びかけた。
またアクフォアド氏は自身も豊かな国々に支援を求めていることを認め、アフリカ大陸で流通する通貨をアフリカの中で使えば、自分たちに見合った尊敬を得ることができると語った。「私たちは物乞いをやめ、アフリカのお金をアフリカの中で使い、尊敬を得るために努力すべきです...」
アクフォアド氏はこれを達成するためには連帯が欠かせないとし、アフリカ人に手を取り合い、家族と友人を助け、力強く前進するよう呼びかけた。
ガーナは同日、前例のない景気後退を緩和する取り組みの一環として、国際通貨基金(IMF)から30億ドルの融資を受けることで合意した。
ガーナは40%超のインフレと通貨の暴落に見舞われ、過去に類を見ない景気後退に直面している。多額の債務も財政を圧迫している。
バイデン(Joe Biden)米大統領が主催するサミットには50人近いアフリカの首脳や代表団が出席している。
アフリカ大陸の一部の国は中露寄りの姿勢を示しており、西側諸国の悩みの種になっている。