◎ケニアの野党党首オディンガ議員らは55カ国が加盟するAUの議長に選出されることを目指している。
アフリカ連合(AU)の委員長に立候補している3人の政治家が13日、世界各国で紛争やクーデターが頻発する中、地域の安全保障に関する計画を詳細に説明し、とりわけアフリカ間貿易を強く推進した。
ケニアの野党党首オディンガ(Rila Odinga)議員らは55カ国が加盟するAUの議長に選出されることを目指している。
3人は13日、エチオピアの首都アディスアベバで行われた2時間の討論会に参加。平均年齢が最も若いアフリカ大陸を効果的に代表するため、アフリカ諸国が国連安全保障理事会に2つの常任理事国の議席を持つことを提唱した。
オディンガ氏は「拒否権を持つ強力な常任理事国はアフリカに欠かせないものであり、大陸には50カ国以上が存在するため、議席は公正である」と主張した。
またオディンガ氏は加盟国に対し、「国連安保理でアフリカを代表するのはどの国かという問題について、意見をまとめる必要がある」と訴えた。
AUのマハマト(Moussa Faki Mahamat)委員長の後任を選ぶ選挙は来年2月に予定されている。
国連安保理の常任理事国を増やすためには拒否権を持つ現5カ国の承認を得る必要がある。