マリの元首相勾留、汚職の疑い、24年11月に解任
軍事政権は24年11月にマイガ氏を解任。理由は明らかにしていない。
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アフリカ西部・マリのマイガ(Choguel Maiga)元首相が汚職の疑いで勾留された。同氏の弁護士が19日、明らかにした。
軍事政権は24年11月にマイガ氏を解任。理由は明らかにしていない。
マイガ氏は軍政を公然と批判してきた民間指導者の1人であった。
AP通信はマイガ氏の弁護士の話しとして、「最高裁判所は軍政が提起した容疑に基づき、マイガ氏を拘束・収監するよう命じた」と伝えている。
それによると、マイガ氏は首相在任中に公的資金を横領した疑いがもたれている。
裁判の日程は不明だ。
軍指導部は2020年と21年のクーデターで政権を奪取。それ以来、ゴイタ(Assimi Goita)大将が最高指導者として国を率いている。
軍人や政界関係者で構成される全国評議会は先月、ゴイタ氏の大統領就任を全会一致で採択。必要に応じて好きなだけ任期を延長でき、選挙は必要ないとした。
これにより、ゴイタ氏は少なくとも2030年まで軍政を率いることが確定した。
軍政は5月、すべての政党と組織を解散させ、集会を禁じた。