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モーリタニア移民船転覆事故、死者70人に、行方不明者多数

この船はガンビアを出発し、27日早朝にモーリタニア沖で転覆したとされる。
アフリカ北西部・モーリタニア沖、スペイン領カナリア諸島を目指す移民船(Getty Images)

アフリカ北西部・モーリタニア沖で移民を乗せた船が転覆した事故について、ガンビア政府は29日、少なくとも70人が死亡し、モーリタニアの沿岸警備隊が行方不明者の捜索を続けていると明らかにした。

この船はガンビアを出発し、27日早朝にモーリタニア沖で転覆したとされる。

AP通信によると、この船は1週間前にガンビアを出発し、セネガル人とガンビア人を含む150~160人が乗船していたという。

ガンビア外務省は声明で、「ガンビアを出発したとみられるこの船は主にガンビア人とセネガル人を乗せ、27日の早朝にモーリタニア沖で転覆・沈没した」と述べた。

また同省は16人が救助され、モーリタニア当局が27日と28日に70人の遺体を収容したと述べた。

生存者の証言から100人以上が死亡したとみられる。

サハラ砂漠以南の紛争地から逃れた何万人もの移民がアフリカ北西部のモーリタニア、セネガル、モロッコ、アルジェリアからスペイン領カナリア諸島を目指し出港する。

このルートは世界で最も危険な航路のひとつであり、遭難したらまず助からない。

これまでに何千人もの移民が行方不明になり、遺骨が大西洋の反対側に流れ着くこともある。

スペインのNGO「カミナンド・フロンテラス(Caminando Fronteras、CF)」は昨年末、24年1月1日~12月5日までの間に海路でスペインを目指した移民1万457人が死亡または行方不明になったと明らかにした。

モーリタニア沖では24年7月、同様の事故で15人が死亡、150人以上が行方不明になった。

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