◎観光船「シーストーリー号」は紅海沿いの町マルサアラム付近で25日の午前5時頃に転覆。同船は数日間のダイビング旅行中で、さまざまな国籍の観光客31人と乗組員13人を乗せていた。
2024年11月26日/エジプト、南東部マルサアラム近郊のガリブ港、観光船転覆事故の行方不明者を捜索する人々(ABCニュース)

エジプト南東部マルサアラム沖で観光用ヨットが転覆した事故について、海軍は26日、新たに5人を救助し、4人の遺体を収容したと明らかにした。

これで生存者は33人となり、7人の捜索が続いている。

観光船「シーストーリー号」は紅海沿いの町マルサアラム付近で25日の午前5時頃に転覆。同船は数日間のダイビング旅行中で、さまざまな国籍の観光客31人と乗組員13人を乗せていた。

生存者の証言によると、シーストーリー号は大波に飲まれ、ひっくり返ったという。その後、乗組員が遭難信号を出した。

救助隊は25日に28人を救助し、夜通し行方不明者の捜索を続けた。

当局は26日の声明で、新たに救助したのはベルギー人2名、エジプト人1名、スイス人1名、フィンランド人1名であると明らかにした。亡くなった4人の身元は確認中だという。

船には乗組員を含む13人のエジプト人と米国、ドイツ、イギリス、ポーランド、ベルギー、スイス、フィンランド、中国、スロバキア、スペイン、アイルランドの31人が乗っていた。

ドイツ外務省は26日、3人のドイツ人が行方不明のままであり、他の3人は救助されたと発表した。

ポーランド外務省は自国籍の男女2人が行方不明で、家族には連絡済みであると明らかにした。

マルサアラム沖では昨年、モーターボートが炎上し、12人が救助され、3人のイギリス人観光客が死亡した。

2016年にはエジプト史上最悪の海難事故が発生。約600人の移民を乗せたボートが地中海で沈没し、少なくとも170人が死亡した。

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