ケニア餓死カルト、新たに5人の遺体発見、事件発覚から2年半
最初の遺体は23年4月に発見され、その後、400人を超える犠牲者の遺体が教会の敷地内で発見された。
.jpg)
ケニア南東部キリフィのグッドニュース・インターナショナル教会の敷地内で新たに5人の遺体が発見された。警察が21日、明らかにした。
同教会における大量死、終末カルト事件は世界に衝撃を与えた。
同教会の牧師マッケンジー(Paul Mackenzie Nthenge)被告は23年、「断食すればイエス・キリスト(Jesus Christ)に会える」と信者を洗脳し、数百人を殺害したとして逮捕・起訴された。
最初の遺体は23年4月に発見され、その後、400人を超える犠牲者の遺体が教会の敷地内で発見された。
警察は現在も広大な敷地内で発掘作業を続けている。
ロイター通信は当局者の話しとして、「敷地内の4つの墓地を捜索し、新たに5人の遺体が見つかった」と伝えている。
それによると、警察はこの数週間で27カ所を掘り返したという。
検察庁は先月、この事件で敷地内に埋葬された被害者について、「その多くがマッケンジー被告の極端な宗教思想を信じ、餓死したとみられる」と報告した。
検察はこの事件に関連して少なくとも11人の取り調べを続けている。
検察はマッケンジー被告とその仲間を殺人、過失致死、テロ行為など、200件以上の罪で起訴。被告は無罪を主張している。
地元の人権団体や活動家はこの教団に関連する行方不明者の数を500~800人と推定している。