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▽事件は14日未明に発生。武装集団が州郊外の2つの集落に押し入り、住民を虐殺した。
ナイジェリア、中部プラトー州(Getty Images)

ナイジェリア中部プラトー州で正体不明の武装集団が複数の集落を襲撃し、少なくとも51人を殺害した。国際人権団体アムネスティ・インターナショナルが14日、明らかにした。

それによると、事件は14日未明に発生。武装集団が州郊外の2つの集落に押し入り、住民を虐殺したという。

プラトー州では先週にも州郊外の少なくとも6つの集落が襲撃され、52人が死亡、2000人近くが避難を余儀なくされていた。

アムネスティは地元住民の話しとして、「バイクに乗った武装兵が銃を乱射し、家屋を焼き払い、家畜を略奪した」と報告している。

犯行声明を出した組織は確認されておらず、国家警察もコメントを出していない。

アムネスティは声明で、「52人が殺害された事件から1週間、この恐ろしい襲撃を可能にした許しがたい治安の怠慢を調査しなければならない」と述べた。

ナイジェリアの北中部では西アフリカ最大のイスラム過激派ボコ・ハラムを含む多くの武装勢力が活動している。

プラトー州で24年5月、複数の集落に正体不明の武装集団が押し入り、住民少なくとも40人を殺害。23年12月には140人以上が殺害される事件も発生している。

政府とボコ・ハラムは戦争状態にあり、10数年にわたる戦いで3万5000人以上が死亡、260万人以上が住居を失ったと推定されている。

ボコ・ハラムは西アフリカで最も強力な過激派のひとつであり、その影響力は拡大し続け、隣国のカメルーン、ニジェール、チャドでも猛威を振るっている。

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