▽シリアのアサド旧政権が崩壊して以来、ISISやその関連組織がかつての勢いを取り戻すのではないかという懸念が高まっている。
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国際刑事警察機構(インターポール、ICPO)は27日、過去2ヶ月間に東アフリカ全域でイスラム国(ISIS)のメンバーを含む37人のテロリストを逮捕したと発表した。
それによると、24年11月と12月にアフリカ刑事警察機構と共同で「対テロ作戦」を行ったという。
シリアのアサド旧政権が崩壊して以来、ISISやその関連組織がかつての勢いを取り戻すのではないかという懸念が高まっている。
米ルイジアナ州ニューオーリンズでは元旦、ISISを支持する退役軍人が運転するトラックが群衆に突っ込み、15人が死亡。容疑者はその場で射殺された。
インターポールによると、今回の摘発により、ケニアでISISのメンバー2人を含む17人を逮捕。タンザニアでもISISメンバーとされる1人が逮捕された。
その他、コンゴ民主共和国とソマリアでも逮捕者が出た。
インターポールは声明で、「政情不安、脆弱な国境、社会経済的な課題など、東アフリカの複雑な状況はテロ活動を助長する環境を提供し続けている」と述べた。
東アフリカではISISや国際テロ組織アルカイダとつながりのある組織が複数活動している。