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▽捜査当局は21日、ミゴリ郡近郊の教会を家宅捜索。2人の遺体は教会敷地内の祈祷室に安置されていた。
2023年4月23日/ケニア、南東部キリフィ郊外、カルト教団の敷地内で見つかった遺体を運ぶ当局者(AP通信)

ケニア国家警察が南西部ミゴリ郡の教会を捜索し、2人の遺体を収容、教徒とみられる57人を救出した。現地メディアが22日に報じた。

ロイター通信は関係者の話しとして、「グッドニュース・インターナショナル教会の餓死カルトを模倣した事件の可能性がある」と伝えている。

それによると、捜査当局は21日、ミゴリ郡近郊の教会を家宅捜索。2人の遺体は教会敷地内の祈祷室に安置されていたという。

救出された57人はひどく衰弱した様子で、近くの病院に搬送された。しかし、人々は診察を拒否し、代わりに騒いだり、宗教的な歌を歌い始めたという。

ケニア南東部キリフィのグッドニュース・インターナショナル教会における大量死、終末カルト事件は世界に衝撃を与えた。

教会の牧師マッケンジー(Paul Mackenzie Nthenge)被告は23年、「断食すればイエス・キリスト(Jesus Christ)に会える」と信者を洗脳し、数百人を殺害したとして逮捕・起訴された。

最初の遺体は23年4月に発見された。400人以上の犠牲者の大半が教会の敷地内に埋められていた。

検察はマッケンジー被告とその仲間を殺人、過失致死、テロ行為など、200件以上の罪で起訴。被告は無罪を主張している。

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