◎選挙管理委員会によると、登録有権者数は約700万人。投票率は約47％だった。
セネガルの選挙管理委員会は4日、先週行われた国民議会（下院：定数165）選の開票結果を公表した。
それによると、マッキー・サル（Macky Sall）大統領の希望統一連合（Benno Bokk Yaakar）は82議席にとどまり、過半数を失ったという。
同党は改選前までは125議席を保持していた。
2つの主要野党はそれぞれ56議席と24議席を獲得。残り3議席は3つの少数政党で分け合った。
専門家によると、セネガルで野党がこれほど議席を獲得したのは初めてだという。
選挙管理委員会によると、登録有権者数は約700万人。投票率は47％だった。
西アフリカで最も安定した国と呼ばれているセネガルの有権者は開票結果にほとんど反応せず、抗議やデモも報告されていない。
サル大統領は3日に最後の閣議を開いた。新首相は数日以内に任命され、新内閣が誕生する。
一方、野党は開票結果が公表される前に選挙を無効にするよう裁判所に求めていた。与党が過半数を維持すると予想されていたためである。
野党の報道官は4日、裁判所前で記者会見を開き、「選挙管理委員会は5日までに結果を確定させなければならない」と述べた。
若者に人気の野党党首で今回立候補を断念したソンコ（Ousmane Sonko）氏は3日、「マッキー・サルは選挙結果を尊重しなければならない」と警告していた。「あの男は票を盗む可能性があります...」
左派のソンコ氏は2019年の大統領選で3位につけ、多くの若者から人気を集めている。
