◎政府はこの1年で1万2000人以上の違法採掘者を逮捕した。
南アフリカ・ムプマランガ州の違法鉱山で逮捕された約150人の労働者が今週、裁判所に出廷する予定だ。
政府は現在、全国各地の違法鉱山で働く労働者を取り締まっている。その多くが不法移民であり、廃坑や無許可の鉱山で働いている。
政府はこの1年で1万2000人以上の違法採掘者を逮捕した。
ヨハネスブルグの南西約150キロに位置する北西州では深さ2500メートル以上と推定される廃鉱山で生活する労働者を救助する取り組みが続いている。
この鉱山では週末に6人の遺体が引き上げられた。地下に潜伏している労働者の正確な数は不明である。彼らが自分の意思でとどまっているかは分かっていない。
この鉱山と周辺の様々な鉱山では1400人以上が逮捕された。そのうち900人以上がモザンビーク、400人以上がジンバブエの不法入国者であった。また当局はこれまでに12人の遺体も収容している。
政府は労働者を強制退去させるために食料と飲料水の供給を断ち切ろうとしたが、高等裁判所は人権団体の訴えを受け、このやり方を違憲と裁定した。
南アの鉱山や金鉱では違法試掘が蔓延し、死亡事故が多発している。その多くが不法移民とされ、当局に通報すると逮捕される恐れがあるため、公になっていない事故もあるようだ。
地元メディアによると、このような違法鉱山はギャングの管理下にあることが多く、支配権をめぐる抗争が後を絶たないという。