◎ナイジェリアの人口は2億1000万人超。その90%が低所得者層に分類される。
ナイジェリア、最大都市ラゴス、食料品を配る人権団体(Getty Images)

アフリカ西部・ナイジェリアで21日、群集事故が立て続けに2件発生し、子供を含む少なくとも13人が死亡した。

首都アブジャの高級住宅街にあるカトリック教会では21日早朝、クリスマスイベント会場の食料品を無料で配るブースに人が殺到し、子供4人を含む10人が死亡、数十人が病院に搬送された。

地元メディアによると、このブースには1000人以上が押し寄せ、その一部が将棋倒しになったとみられる。

地元テレビ局は目撃者の話しとして、「食料品の配布が始まる数時間前の午前4時頃、ブースの近くの門に大勢が押し寄せ、叫び声がした」と伝えている。

ソーシャルメディアで共有された動画には人込みから運び出される子供や老人の姿が映っていた。

この事件から数時間後、南東部アナンブラ州でも慈善団体が主催するチャリティーイベントで同様の事故が発生し、少なくとも3人が死亡、数十人が病院に搬送された。

州警察の報道官は声明で、「イベントはまだ始まっていなかったが、数百人が会場の狭いエリアに集まり、その一部が一斉に倒れた」と述べた。それによると、死者数は暫定値で、さらに増える可能性があるという。

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