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南アフリカで”また”ミニバスとトラックが衝突、11人死亡

事故はクワズール・ナタール州ダーバン近郊で発生し、死者には児童も含まれているとみられる。
2026年1月29日/南アフリカ、ダーバン近郊、ミニバスとトラックが衝突した現場(AP通信)

南アフリカのクワズール・ナタール州で29日、ミニバスと大型トラックが衝突する事故があり、少なくとも11人が死亡した。地元当局が明らかにした。事故はクワズール・ナタール州ダーバン近郊で発生し、死者には児童も含まれているとみられる。地元警察は目撃者の証言として、トラック運転手が急なUターンをした結果、正面衝突が起きた可能性があると述べている。現場では複数の負傷者も出ており、ミニバスの運転手が車内に閉じ込められ、その後救助されたという。

亡くなった11人の中には小学生とみられる子供も含まれているとされ、救急隊や地元住民が現場で救助作業を進めた。負傷者の中には重体の者もいると報じられている。警察は関係機関と連携して事故原因の解明にあたる方針を示している。

同国では1月19日にもヨハネスブルク近郊で学校児童を乗せたミニバスとトラックが正面衝突し、14人の児童が死亡する重大事故が起きたばかりである。この事故ではミニバスの運転手が他の車両を追い越し中に衝突した疑いがあり、当初は過失致死罪で逮捕されたが、検察は後に14件の殺人容疑に切り替えて訴追している。

中央政府は今回の事故を受けて、公的交通機関に関わる交通死亡事故の増加に重大な懸念を表明した。、また道路交通管理公社(RTMC)に対し、地方当局と協力して直近の衝突事故の原因を徹底的に調査するよう指示した。RTMCによる予備的な調査報告は、調査開始から48時間以内にまとめられる見込みである。

ミニバスタクシーは南アで広く利用されている主要な公共交通手段であり、通勤者の約70%が日々利用していると推定されている。そのため、この種の事故が相次ぐことは、国民の生活や交通安全に大きな影響を及ぼしている。南アでは交通安全の改善が長年の課題となっており、国連経済委員会アフリカの統計によると、アフリカ大陸は世界で最も高い交通事故死亡率を有しているとされ、これらの数字が示す深刻な状況の改善にはさらなる対策が求められている。

今回の事故は、同国で相次ぐ交通事故の重大性を改めて浮き彫りにしている。遺族や地域社会への影響、そして全国的な交通安全対策の強化が求められる中、当局は事故の要因究明と再発防止策の策定に向けた取り組みを進めている。

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