▽地元テレビ局が報じた映像には路地で立ち往生する人々をかき分けて進む救助隊員の姿が映っていた。
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インド南部ゴア州の寺院で群集事故が発生し、少なくとも6人が死亡、数十人が負傷した。地元メディアが3日に報じた。
それによると、事故はゴア州郊外の寺院に続く狭い路地で3日未明に発生。この寺院ではヒンズー教の祭りが開催される予定であった。
プレス・トラスト・オブ・インディア通信は警察筋の話として、「狭い路地に数千人が殺到し、その一部が将棋倒しになった」と伝えている。
地元テレビ局が報じた映像には路地で立ち往生する人々をかき分けて進む救助隊員の姿が映っていた。寺院はこの事故を受け、祭りを中止した。
ゴア州や近隣のマハラシュトラ州、カルナータカ州などでも同様の祭りが行われ、数百万人が参加している。
報道によると、寺院近くの斜面に立っていた人々が転倒し、大勢が将棋倒しになったという。
負傷者は近くの病院に搬送され、手当てを受けた。
警察が寺院を封鎖し、業務上過失致死の疑いを視野に捜査している。
モディ(Narendra Modi)首相はX(旧ツイッター)に声明を投稿。犠牲者に哀悼の意を表し、州政府が負傷者に支援を提供していると明らかにした。
インドでこのような群集事故は珍しくない。
北部プラヤグラージでは今年1月、ヒンズー教の宗教行事「クンブメーラ」の会場で群集事故が発生し、少なくとも30人が死亡、数十人が負傷。
南部アンドラプラデシュ州の寺院で1月に発生した事故では少なくとも6人が死亡、数十人が負傷した。
北部ウッタルプラデシュ州の宗教行事で昨年7月に発生した事故では少なくとも116人が死亡、80人以上が重軽傷を負った。
2013年には中部マディヤプラデシュ州の寺院を訪れた巡礼者たちが橋の崩壊を恐れてパニックを引き起こし、少なくとも115人が圧死もしくは川に落ちて死亡した。
2011年には南部ケララ州の宗教祭で100人以上のヒンズー教徒が圧死した。