ベトナム25年5月輸出額17%増、工業生産9.4%増 トランプ関税迫る中
トランプ米政権による相互関税の上乗せ分発動が迫る中、輸出入が急増した。
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それによると、25年5月の輸出額は前年同月比17%増の396億ドル(約5兆6945億円)、輸入は14.1%増の390億4000万ドル(約5兆6139億円)。5億6000万ドル(約805億ドル)の黒字となった。
トランプ米政権による相互関税の上乗せ分発動が迫る中、輸出入が急増した。
共産党は今週初め、5月の輸出が前年同月比で14%増加したと明らかにしていた。
トランプ政権による90日間の猶予期間が7月初めに終了すると、ベトナムの輸入品には46%の関税がかけられる。
ベトナムは最大の輸出市場である米国の関税を回避したい構えだ。相互関税は輸出用商品の製造に多額の投資を行っているベトナムの経済に悪影響を与える可能性が高い。
ベトナムの25年5月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比3.24%増、工業生産は前年比9.4%増、小売売上高10.2%増加した。
統計によると、1月から5月までの期間の外国直接投資額は前年同期比7.9%増の89億ドル。同期間の外国直接投資の約束額は51.2%増の184億ドルに急増した。
ベトナムの24年の対米貿易黒字は1235億ドル(約17兆7563億円)であった。