◎これまでに男性17人、女性15人の死亡が確認された。
ベトナムの地元メディアは7日、南部トゥアンアンのカラオケバーで火災が発生し、これまでに32人の死亡が確認されたと報じた。
トゥアンアンは最大都市ホーチミンの北に位置する。消防によると、火災は6日の現地時間午後9時頃に発生。火元は4階建てビルの2階または3階。消防は出火原因を調べている。
火災は消防到着から約1時間でほぼ鎮火したものの、被害が拡大した。
当局は当初、12人が死亡、少なくとも40人が負傷したと報告していたが、その後、死者数を男性17人、女性15人の計32人に訂正した。
報道によると、火災から逃れようとして窓から飛び降りた数人が手足を骨折する重傷を負ったという。消防は逃げ遅れた人をはしご車で救助したと伝えられている。
地元政府は7日の声明で、出火原因を調査中と発表した。
専門家によると、東南アジアの一部地域の娯楽施設は安全基準を遵守していないことが多く、火災が起きた場合に被害が拡大しやすいという。
タイ東部チョンブリのナイトクラブで8月上旬に発生した火災では23人が死亡している。火災発生時、クラブ内では無許可のライブが開催され、入り口に鍵がかけられていたため、数十人が逃げ遅れ大混乱を引き起こした。
この火災で死亡した23人のうち13人が当日、10人がこの1カ月で死亡している。報道によると、重度の火傷を負った5人がまだ人工呼吸器をつけているという。