ベトナムがBRICSパートナー国に、ブラジル政府が発表

ベトナムは今年初め、BRICS加盟について協議する用意があると表明していた。
BRICS(新興5カ国)加盟国の国旗(Getty Images)

ブラジル政府は13日、ベトナムが正式にBRICS(新興5カ国)の「パートナー国」として承認されたと発表した。

これでBRICSのパートナー国は10カ国となった。

ベトナムは今年初め、BRICS加盟について協議する用意があると表明していた。

BRICSはブラジル、ロシア、インド、中国によって2006年に設立され、2010年に南アフリカが加盟。23年にはイラン、エジプト、エチオピア、UAE(アラブ首長国連邦)の4カ国、今年初めにインドネシアが加盟した。

サウジアラビア、トルコ、アゼルバイジャン、マレーシアが正式に加盟を申請、その他数カ国が関心を示している。

今年の議長国であるブラジルは声明で、「加盟国の決定を歓迎する」と述べた。

BRICSのパートナー国はベラルーシ、ボリビア、カザフスタン、キューバ、マレーシア、ナイジェリア、タイ、ウガンダ、ウズベキスタン、ベトナムの10カ国となった。

中国、ロシア、イランはトランプ(Donald Trump)米大統領の標的となっており、BRICSが米ドルを弱体化させるような行動をとれば、BRICSに対して100%の関税を課すと警告している。

BRICSは米ドルに依存しない決済システムの導入を目指すと表明している。

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