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▽TSMCは米アップルやエヌビディアなどを顧客に持ち、AIの進歩により、タブレットのような民生電子機器に使用される半導体で大きな利益を上げている。
台湾積体電路製造(TSMC)のロゴ(Getty Images)

半導体受託生産の世界最大手であるTSMC(台湾積体電路製造)の25年第1四半期(1~3月)の売上高が42%急増した。

同社によると、第1四半期の売上高は8393億台湾ドル(約3兆7100億円)。人工知能(AI)ブームの恩恵を受け、市場の予想をわずかに上回った。

19人のアナリストによる売上高平均値は8357億台湾ドルであった。

同社は1月に台湾で発生した地震により、売上高が減少する可能性があると述べていた。

TSMCは4月17日に第1四半期および通期の見通しを含む決算を発表する。

TSMCは米アップルやエヌビディアなどを顧客に持ち、AIの進歩により、タブレットのような民生電子機器に使用される半導体で大きな利益を上げている。

しかし、同社も他の企業と同様、トランプ米政権が先週、全面的な輸入関税を発表して以来、株価の下落に見舞われている。

トランプ(Donald Trump)大統領は9日、物議を醸している相互関税について、国・地域ごとに設定した上乗せ部分を90日間停止すると発表。一律10%の基本関税は維持するとした。台湾は32%であった。

TSMCの株価は10日、9.9%上昇。今年の損失は19.7%まで縮小した。これまでのところ、トランプ氏は半導体を標的にしていない。

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