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▽デモ隊はチベット民族蜂起から66周年の記念日にあたる10日、中国共産党に抗議するため、大使館前でシュプレヒコールを上げた。
2025年3月10日/インド、首都ニューデリーの在中国大使館近く、チベット民族蜂起記念日のデモに参加した市民と警察官(AP通信)

インド・ニューデリーの在中国大使館前で10日、数十人のチベット人が抗議デモを行い、警察と衝突した。

デモ隊はチベット民族蜂起から66周年の記念日にあたる10日、中国共産党に抗議するため、大使館前でシュプレヒコールを上げた。

現地メディアによると、警察は大使館に入ろうとする数人を拘束。何人かを地面に押さえつけ、連行したという。

北部の町ダラムサラでも数百人がデモ行進を行った。ダラムサラは亡命チベット政府の所在地であり、チベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ(Dalai Lama)14世の故郷でもある。

ニューデリーの国会近くでも約100人のチベット人女性が集まり、中国政府に抗議した。

AP通信によると、デモ隊は反中国スローガンを叫び、チベットの旗を持って、チベットとインドの国歌を歌ったという。

インドはチベット亡命者を受け入れているが、チベットを中国の一部と考えている。

1959年の独立蜂起は中国軍によって鎮圧され、ダライ・ラマ14世とその信奉者たちはインドへの亡命を余儀なくされた。

デモ参加者は中国との闘いで命を落としたチベット人を追悼するため、1分間の黙祷を捧げた。

ダラムサラでは僧侶、活動家、尼僧、子供たちが「チベットに自由を」などと書かれた横断幕を掲げて市内を行進した。

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