◎このばら積み貨物船はシージャックされた時、イエメン沖を航行していた。乗組員はアンゴラ、ブルガリア、ミャンマー国籍。所有者はブルガリアの海運会社。
2023年6月11日/エジプト、紅海南部のリゾート地マルサアラム沖で発生したボート火災(Getty Images)

インド海軍は16日、アラビア海でソマリアの海賊に乗っ取られたとみられる「ばら積み貨物船」を監視していると発表した。

それによると、この船はマルタ船籍で、14日に「6人の不審者が乗り込んできた」と救難信号を出していたという。

インド海軍はこの救難信号を受け、軍艦と哨戒機を現地に派遣。船舶を発見した。

インド海軍は声明で、「哨戒機が15日早朝にシージャックされたばら積み貨物船を発見し、それ以来、監視を続けている」と述べた。

また同軍はアデン湾でパトロール任務に当たっていた軍艦も現場海域に到着したと明らかにした。

このばら積み貨物船はシージャックされた時、イエメン沖を航行していた。乗組員はアンゴラ、ブルガリア、ミャンマー国籍。所有者はブルガリアの海運会社。

ブルガリア外務省の報道官は15日、記者団に対し、「この問題に対処できる全ての同盟国および機関と連絡を取り合っている」と述べた。

報道によると、犯行声明を出した組織は確認されていない。AP通信は情報筋の話しとして、「イエメンシーア派武装勢力フーシが関与した可能性は低い」と伝えている。

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