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▽密売組織は希少なカメの子供を捕獲し、高値で販売している。
ゾウガメの子供(Getty Images)

国際刑事警察機構(インターポール、ICPO)は24日、野生動物密売ネットワークに関連する事件の証拠として、100匹以上の子ガメをタイからタンザニアに送ったと明らかにした。

それによると、バンコクの空港当局は2年前、ウクライナ人女性の荷物の中に隠された116匹の子ガメを発見したという。

このうち98匹はその後死んだ。インターポールは声明で、生存した子ガメと絶命したカメの死骸は23日、タイからタンザニアに引き渡されたと明らかにした。

その中には絶滅の恐れのある野生動植物の種の国際取引に関する条約(ワシントン条約)で保護されているゾウガメやアルダブラゾウガメなどが含まれていた。

密売組織は希少なカメの子供を捕獲し、高値で販売している。

インターポールによると、この取引に関与した業者はタイから逃亡。最終的にブルガリアで逮捕されたという。

この逮捕でインターポールは密売ネットワークの実態を把握することに成功。タイとタンザニア警察との共同作戦でさらに14人の容疑者を逮捕したとしている。

生き残ったカメは隔離され、専門家が生息地に戻せるかどうかを評価する間、タンザニアの施設でリハビリを受ける。

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