タイ、大麻の販売規制強化へ、2022年に合法化
タイは2022年、アジアで初めて大麻を合法化した。
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タイ当局は25日、保健相が処方箋のない市民への大麻草の販売を禁止する命令に署名したことから、大麻の販売規制をさらに強化する措置を講じていると表明した。
タイは2022年、アジアで初めて大麻を合法化した。
大麻はタイの観光産業や農業に活気を与え、何千もの大麻店を生み出したが、規制が不十分なため、子供が大麻を使用したり、犯罪を助長するようになった。
ペートンタン政権は大麻の非合法化を公約に掲げているものの、連立パートナーであった「タイの誇り党」からの強い抵抗に直面していた。
保健相は23日、処方箋を持たない市民への大麻の販売を禁止する命令に署名。これには大麻の花を規制対象の「ハーブ」として再分類する措置も盛り込まれている。
麻薬取締局は25日の声明で、規制強化に向けた準備を進めていると明らかにした。
この命令は官報に掲載され次第、発効する予定だが、具体的な時期は明らかになっていない。
当局の許可なく国内で購入した大麻を国外に持ち出すことは違法である
大麻の合法化を主導したタイの誇り党は先週、ペートンタン政権から離脱した。