◎墜落の原因は分かっておらず、運輸安全委員会が現場に担当官を派遣し、調査している。
タイ・バンコク東部のチャチューンサオ県の沼地に小型旅客機が墜落し、乗客乗員9人全員が死亡した。当局が22日、明らかにした。
それによると、この旅客機はバンコクの空港を離陸した直後、空港から35キロほど離れた同県のマングローブ林に墜落したという。
同機は午後2時46分に離陸。その11分後、管制室との通信を断った。
救助隊は空港の南東約35キロの地点で旅客機の残骸を発見。生存者はいなかったと発表した。
県知事室も声明を出し、「救助隊が現場と周辺を1時間ほど捜索した結果、遺体の一部を発見した」と明らかにした。
乗員乗客の氏名は明らかになっていない。
現地メディアによると、同機には香港の観光客5人、タイ人の女性乗務員2人、タイ人のパイロットと副操縦士が搭乗していた。
墜落の原因は分かっておらず、運輸安全委員会が現場に担当官を派遣し、調査している。
同機はバンコクから南東約275キロに位置するトラート県に向かっていた。
SNSで共有された動画には救助隊員が胸まで泥水に浸かって旅客機の残骸を探す様子が映っていた。