◎毎週末開催される「チャトゥチャック・ウィークエンド・マーケット」に隣接するペット市場から出火し、100以上の店舗が焼失した。
2024年6月11日/タイ、首都バンコクのチャトゥチャック市場、ニワトリを救助した消防士(Getty Images)

タイ・バンコク最大の公設市場で11日、100以上のペットショップが焼ける火事があり、数百匹の動物が死んだ。

市当局によると、火事は11日早朝に発生。毎週末開催される「チャトゥチャック・ウィークエンド・マーケット」に隣接するペット市場から出火し、100以上の店舗が焼失した。

消防車数十台が消火活動にあたり、約1時間後に鎮火。人的被害は報告されていないが、地元メディアはケージに入れられた数百匹の子犬、ニワトリ、ウサギ、カメなどが死んだと報じている。

現場を視察したバンコク市長は記者団に対し、「出火原因は分かっておらず、消防と警察が調べている」と語った。

現場で対応に当たった消防士たちは生還した多くの動物を市場の外に運び出した。

被害を受けた店舗は100以上と伝えられている。市当局は声明で、「被害を受けた店舗の家主に支援を提供するので、市役所の窓口や公式ホームページの専用サイトに必要事項を記載してほしい」と呼びかけている。

この市場には世界中から観光客や買い物客が訪れる。ペット市場以外にも食べ物、飲み物、衣類、家具、植物、本など何百もの店舗が出店している。

動物愛護団体は一部の業者がこの市場で希少な動物を売買していると非難している。

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