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▽トランプ政権による90日間の猶予期間が終了すると、タイは36%の相互関税を課されることになる。
タイの港湾施設(Getty Images)

タイの25年3月の輸出伸び率が2月の14%増を上回る見通しである。商務省が21日、明らかにした。

ナリプタパン(Pichai Naripthaphan)商務相は記者会見で、「今週予定されている米国との関税交渉は前向きに進む見通しである」と語った。

またナリプタパン氏は「交渉が順調に進めば、タイ経済の原動力である輸出は成長を続けるだろう」とした。

トランプ政権による90日間の猶予期間が終了すると、タイは36%の相互関税を課されることになる。

財務相が率いる代表団は4月23日にワシントンDCで政府高官と会談し、関税の引き下げを求める予定だ。

米国は昨年、タイにとって最大の輸出市場であり、総出荷額の18.3%、549億6000万ドルを占めた。米国の貿易赤字は456億ドルとなっている。

タイの25年3月輸出データは24日に発表される予定だ。

政府は相互関税を回避するため、米国産トウモロコシに対する輸入関税を引き下げる予定である。タイは年間約900万トンのトウモロコシを消費し、約400万~500万トンを輸入、米国産トウモロコシには73%の関税がかかっている。

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