▽事故は州都クエッタ近郊の地区で28日午後に発生。消防士が消火を行っている最中に爆発し、傍観者が巻き込まれた。
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パキスタン南西部バルチスタン州で石油タンクローリーが爆発・炎上し、2人が死亡、56人が負傷した。警察が29日、明らかにした。
それによると、事故は州都クエッタ近郊の地区で28日午後に発生。消防士が消火を行っている最中に爆発し、傍観者が巻き込まれた。
警察は声明で、「タクシー運転手ともう1人の傍観者が焼死し、消防士を含む少なくとも56人が負傷した」と述べた。
それによると、負傷者のうち10人近くが意識不明の重体。何人かは最大都市カラチの病院に空輸されたという。
バルチスタン州首相がクエッタ市内の国立病院を訪れ、負傷者に最善の治療を施すよう院長に要請した。
パキスタンでタンクローリーによる死亡事故は珍しくない。
2017年にはパンジャブ州東部でタンクローリーが横転。住民が漏れたガソリンを回収する中、大爆発し、200人以上が死亡した。