◎台湾は2019年にアジアで初めて同性婚を認め、この地域で最もLGBTQに寛容な国のひとつとなった。
台湾の首都台北で26日、第22回LGBTQプライドパレードが開催され、数万人が市内を練り歩いた。
これはアジア最大級のプライドパレードで外国人観光客を含む数万人が市中心部の通り沿いに集まり、パレードを観覧した。
多くの参加者がカラフルなコスチュームを身にまとい、男女平等を支持するメッセージが書かれた旗や横断幕を掲げた。現地メディアによると、中国、日本、ベトナム、香港などから駆け付けた参加者もいたという。
台湾は2019年にアジアで初めて同性婚を認め、この地域で最もLGBTQに寛容な国のひとつとなった。
今年のパレードもハロウィーンと重なったため、仮装して参加する人がみられた。
主催団体によると、2003年の第1回集会は中心部の公園で行われ、700人ほどが参加したという。この時の参加者は同性愛者であることを隠すためにマスクを着用していた。
パレードに参加した男性はAP通信の取材に対し、「このパレードに参加する人は年々増えている」と語った。
台湾政府は昨年、外交人の同性婚も認めた。台湾人の婚姻相手の国・地域が同性婚を認めていない場合も婚姻届を提出できる。ただし、中国は登録手続きの問題で対象外となった。