◎警察は参加者を12万人と見積もっている。
台湾の首都台北で29日、第20回LGBTQプライドパレードが開催された。
警察は参加者を12万人と見積もっている。
市中心部の通りには雨にもかかわらず多くの市民が駆け付け、パレードに参加した。
主催団体によると、2003年の第1回集会は中心部の公園で行われ、700人ほどが参加したという。この時の参加者は同性愛者であることを隠すためにマスクを着用していた。
台湾は2019年にアジアで初めて同性婚を認め、この地域で最もLGBTQ+(性的少数者)に寛容な国のひとつになった。
多くの参加者はレインコートを着てパレードに参加し、虹色のマントや凝ったメイクをしたお祭り好きがそれに続いた。
小さな旗を振る人もいれば、看板やのぼりを掲げる人もいた。ある団体は水着姿で踊りを披露した。
アルジャジーラの取材に応じた大学生は、「高校時代から同性愛者であることを公言していた」と語った。
水着で参加した女性は「自分らしく生きることが大切だ」と述べた。「差別も嫌がらせもありません」
地元メディアが最近行った世論調査によると、回答者の7割がLGBTQ+に理解を示す一方、5割が「身内には同性愛者になってほしくない」と回答したという。
台湾は自国民の同性婚は認めているが、外国人の同性婚は認めていない。