▽柯氏は元医師で、2014年の台北市長選で勝利し、政界に進出。2022年まで同市長を2期務めた。
台湾の検察当局は26日、第3政党・台湾民衆党の柯文哲(Ko Wen-je)党主席を汚職容疑で起訴した。
それによると、柯氏は台北市長在任中、不動産開発に関連する賄賂を受け取った罪に問われている。また被告は政治献金を横領した容疑もかけられている。
柯氏は元医師で、2014年の台北市長選で勝利し、政界に進出。2022年まで同市長を2期務めた。
地元メディアによると、柯氏は在任中、台北のコア・パシフィック・グループが所有する土地の開発で便宜を図り、その見返りに賄賂を受け取ったとみられる。
柯氏は賄賂と引き換えに、同社が保有する土地の開発を許可したとされる。
この事件を担当する主任検察官は声明で、「被告は国の法律を遵守するという誓約に違反し、その代わりに数百万ドルの賄賂を受け取り、会社が数十億ドルの違法な利益を得る手助けをした」と述べた。
柯氏はこれまで汚職への関与を否定していた。