▽昨年中国が配信した虚偽または偏った情報(主に動画)の数は216万件に達し、23年の133万件から60%増加した
台湾政府は4日、中国がインターネット上で偽情報を積極的に拡散し、台湾の民主主義を脅かしていると明らかにした。
台湾国家安全局は4日に公表したレポートの中で、「中国がユーチューブなどのプラットフォームを活用して台湾に関する偽情報を大量拡散し、米国との信頼関係を損なわせる努力を倍増している」と指摘した。
それによると、昨年中国が配信した虚偽または偏った情報(主に動画)の数は216万件に達し、23年の133万件から60%増加したという。
国家安全局は中国側から配信される「物議を醸す情報」を集計している。
それによると、中国はフェイスブックやX(ツイッター)、ティックトックなど、若者に人気のSNSを活用しているという。
中国はユーチューブでプロパガンダを配信するために偽アカウントを作りに作り、AIなどのテクノロジーを使って偽の動画を作成し、コメント欄に親中的な発言を溢れさせたとしている。
中国は長年にわたり、公式メッセージと誤報の両方を広めるためにこれらのプラットフォームを積極的に活用してきた。
また中国は台湾の新聞やその他メディアに出資することで、自分たちに不利な情報を台湾で発信しないよう圧力をかけている。