◎この少年は4月15日、シドニー近郊の教会で司教を刺殺した。
オーストラリア・シドニーの教会で4月に発生した刺殺事件について、逮捕された16歳の少年がテロ行為を含む2つの罪状で追起訴される見通しである。現地メディアが14日に報じた。
この少年は4月15日、シドニー近郊の教会で司教を刺殺した。
当局は少年の身元と認否を明らかにしていない。
地元メディアによると、テロ行為で有罪が確定した場合は終身刑に処される可能性がある。
AP通信は関係者の話しとして、「少年は殺人、別の2司教に対する殺人未遂と傷害罪でも起訴されている」と報じた。
2人の司教は少年に切りつけられ負傷したが、いずれも命に別条はない。
捜査当局は少年の携帯電話を解析した結果、テロ行為の証拠となりうる5万2000枚の画像と7500本の動画を押収したと報告している。
地元メディアによると、検察は6週間以内に最終的な証拠を提出する予定である。
少年は保釈を申請せず、勾留されたままである。