豪メルボルン沖で2人死亡、荒天の中サーフィン決行
事故はメルボルン南部の海岸沖で22日夜に発生。現場では当時、15メートルの強風が吹き荒れていた。
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オーストラリア・メルボルン沖で男性サーファーと救助を試みた友人が死亡した。警察が23日、明らかにした。
気象台はこの海域に波浪警報を発令していた。
当局によると、事故はメルボルン南部の海岸沖で22日夜に発生。現場では当時、15メートルの強風が吹き荒れていた。
ビクトリア州警察の警部補は記者会見で、同州フランクストン在住のイギリス人男性(36歳)が荒天下でのサーフィンを決行したと説明。男性のサーフボードは破損していた。
サーファーの友人である43歳の男性が救助を試みた。
警部補は記者団に対し、「サーファーは明らかに窮地に陥っていた。サーフボードが壊れた後、水中で苦闘していた。彼はサーフィンに慣れていなかった…友人は彼の窮状を察知し、助けようと海に飛び込んだ。しかし、2人は高波に飲まれ、力尽きた」と語った。
目撃者が警察に通報。海保の救助ヘリコプターが現場に向かい、2人を引き上げたが、いずれも蘇生できなかった。
警部補によると、救助隊員の1人が一晩入院したものの、23日に退院したという。
死亡した2人の身元は明らかになっていない。