インド南部の寺院で群集事故、9人死亡、数十人負傷
インドでこのような群集事故は珍しくない。
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インド南部アンドラプラデシュ州のヒンズー教寺院で群集事故が発生し、少なくとも9人が死亡、数十人が負傷した。地元当局が1日、明らかにした。
それによると、事故は同州スリカクラムの寺院で発生。数百人の信者が集まっていた。
AP通信は関係者の話しとして、「参拝者の列を維持するために設置した柵が壊れ、群衆が寺院内に押し寄せ、制御不能状態になった」と伝えている。
地元テレビ局が報じた映像には数十人が将棋倒しになる様子が映っていた。
州政府の幹部は地元メディアのインタビューで、「犠牲者の数は増える可能性がある」と語った。
また幹部は「現場で7人の死亡が確認され、病院で2人が亡くなり、他には重体の患者がいる」と説明した。
亡くなった9人のうち8人は女性、1人は子供と伝えられている。
報道によると、少なくとも16人が地元の病院で治療を受けており、別の病院ではショック状態の20人が経過観察中とのこと。
インドでこのような群集事故は珍しくない。
南部タミルナド州の政治集会で9月末に発生した事故では40人が死亡、120人以上が負傷した。
北部ウッタラカンド州ハリドワールでは7月、ヒンズー教の寺院で群集事故が発生し、少なくとも6人が死亡、数十人が負傷した。
北部プラヤグラージでは今年1月、ヒンズー教の宗教行事「クンブメーラ」の会場で群集事故が発生し、少なくとも30人が死亡、数十人が負傷した。
