スリランカ議会、警察庁長官の解任決議案可決、違法な摘発を主導

テンナコーン氏は2023年、議会の調査委員会が違法と認定した摘発作戦を主導。この摘発は銃撃戦に発展し、警察官1人が死亡した。
2022年7月16日/スリランカ、首都コロンボの議会議事堂近く(Rafiq Maqbool/AP通信)

インド洋の島国スリランカの議会(一院制、定数225)は5日、権力濫用と不適切な行為を理由に同国の警察庁長官の解任決議案を賛成多数で可決した。

それによると、117人の議員がテンナコーン(Deshabandu Tennakoon)長官の解任を支持。反対はゼロで、1人が棄権した。

テンナコーン氏は2023年、議会の調査委員会が違法と認定した摘発作戦を主導。この摘発は銃撃戦に発展し、警察官1人が死亡した。

調査委員会は先月、この件に関する報告書を公表。テンナコーン氏が違法な摘発を主導したと認定した。

テンナコーン氏は23年、当時のウィクラマシンハ(Ranil Wickremesinghe)大統領によって任命された。

野党は当時、テンナコーン氏の就任に反対していた。

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