▽この事故は昨年12月29日に発生。済州航空7C2216便（バンコクー務安）が滑走路を外れてコンクリート壁に激突・炎上。乗客乗員181人のうち179人の死亡が確認された。
韓国の務安国際空港で発生した旅客機事故について、事故調査委員会は27日までに最初の調査報告書を公表する予定である。現地メディアが25日に報じた。
事故調査委員会は米国家運輸安全委員会（NTSB）、仏民間航空局（CAA）およびボーイング社と協力して事故原因を調査している。
この事故は昨年12月29日に発生。済州航空7C2216便（バンコクー務安）が滑走路を外れてコンクリート壁に激突・炎上。乗客乗員181人のうち179人の死亡が確認された。機種はボーイング737-800型機。
聯合ニュースは当局者の話しとして、「バードストライクが旅客機にどのような影響を与えたかが、調査の焦点のひとつになっている」と報じた。
パイロットは不時着する直前、管制塔にバードストライク（鳥の衝突）の可能性があると報告していた。
報告書は国連の専門機関「国際民間航空機関」、米国、フランス、タイに送られる予定である。
当局は今月、フライトデータレコーダー（FDR）とコックピットボイスレコーダー（CVR）が墜落の4分7秒前に停止していたと明らかにした。
当局はこの分析と検証について、数ヶ月かかるという見通しを示している。
一方、ロイター通信は関係者の話しとして、「空港の監視カメラ映像でバードストライクの有無を確認することは難しいとみられるが、正確な時刻は分かっていないものの、旅客機が鳥と接触したことは間違いないようだ」と伝えている。
それによると、アヒルの羽と血液が旅客機のエンジンから検出されたという。
